2010 Annual Conference Gathering
今年の世界大会は7月22日から25日まで、マサチューセッツ州のアッシュランドにて行われます。
会場はワレンセンターコンファレンスアンドイン(WCCI)です。

教育キネシオロジー財団のホームページで詳しい情報を見ることができます。
http://sites.google.com/site/gathering2010site/

協会からのお知らせ
このページは教育キネシオロジーとブレインジムの新しい動きをお伝えするものです。
□『EDU-K UPDATE』3月号の全訳
  ・「ブレインジム」のニュース&イベント
  ・今月のスポット
  ・Ask Dave コーナー
  ・EDU-Kの秘訣
  ・ブレインジム物語

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 EDU-K UPDATE 2010年3月号
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◇ご挨拶
「春が過ぎ、人は己の無垢を思い出す。
夏が過ぎ、人は己の横溢/繁茂を思い出す。
秋が過ぎ、人は己の敬愛の念を思い出す。
冬が過ぎ、人は己の不屈の念を思い出す。」
 ― オノ・ヨーコ


この世界のどこに住んでいても、季節の兆しがあります。住んでいる場所によって季節は微妙だったり極端だったりしますが、季節はしばしば変遷や変容、変化を表します。ブレインジムインターナショナルは、20年以上も続いている主な刊行物との関係で、そのような季節的な変化を経験しているところです。最初の刊行物は「ブレインジムマガジン」でしたが、これは最終的には「ブレインジムジャーナル」へと変わっていきました。ゲイル・デニソン(私たちの非営利団体の共同設立者)は、何年にもわたって総編集者として情熱的にこれらの刊行物に取り組んできました。彼女は、出版が活動的で首尾良く適切であり続けるよう、果てしない時間と真摯な献身を捧げました。

今年1月の理事会で、「意図して動く」というキャッチフレーズの「ブレインジムグローバル・オブザーバー(ブレインジムGO)」へ刊行物のタイトルを変更することが可決されました。

新しい出版チームは「ブレインジムGO」の内容を多様で豊かな、誰にとっても何かためになるようなものにしようと思い描いています。その狙いは、構成とレイアウトをいじって新しい体裁を展開することです。手に取って中に何が書いてあるか発見するよう読者を誘う、活動的な刊行物となるでしょう。これまでのように、写真や図、物語やリサーチ記事が載るでしょう。しかし「ブレインジムGO」には、定期的なコラムや、筆者のより広い観点からのユニークな投稿といった、新しい面もあるでしょう。

第三号は今年度の受賞者の特集ですが、第一号と第二号には投稿のスペースを設ける予定です。ブレインジムを経験した人なら資格があろうがなかろうが誰でも、これからの「ブレインジムGO」に載る記事を送ってくださるようお誘いします。「記事」では、ブレインジムをどのように使うか、あるいは「意図して動く」ことが他の人たちに生きる喜びを取り戻す力を与えていることについての報告を分かち合えるでしょう。長さはいろいろで、次のようなもの(証明、引用、物語、研究(調査、逸話など)に限らず含んでいてもかまいません。

ご寄稿をチェックするのでinfo@braingym.orgへ送ってください。写真と学校の承認にはサインのある許可が必要です。また、全ての記事は編集を受けることがあります。

私たちは、無垢と横溢、それに実験的な遊び心の感覚を持って、この新しい冒険の季節に乗り出します。その不屈の念で私たちにこの日をもたらしてくれたゲイル・デニソンと彼女のチームに、深い感謝の気持ちを伝えたいと思います。

事務局長  ケェリー・コーディ
理事    シンディ・ゴールデイド


◇「ブレインジム」のニュース&イベント
ブレインジム年次会議
  アメリカ合衆国マサチューセッツ州アッシュランド
  2010年7月22日〜25日
  「年齢を超えたブレインジム」
  ワレンカンフェランスセンターインにて

「ブレインジムイン・アクション」10周年
  2010年8月1日〜9日
  カナダ オンタリオ州オタワ
  連絡先:maureen@braingyminaction.com

IKC国際会議
  ハンガリー ケチケメート
  連絡先:Zsuzsanna Koves


◇ 2010年国際会議について
マサチューセッツ州アッシュランドで会いましょう

2010年のブレインジム年次会議は、すべての人に公開されています。予備知識やブレインジムの経験は不要です。今年のテーマは「どんな年齢でも楽しく動く」です。ニュー・イングランドの真ん中の200エーカーの避暑地で開催されます。ワレンカンフェランスセンターインの宿泊には、3食に軽食、飲み水、ハイキングコース、浜辺やもっといろいろが含まれています!

ワレンセンターとブレインジムインターナショナルと、両方に予約する必要があります。私たちの登録料で通常カバーされる開催地費用は、ワレンセンターの料金に含まれています。ですから、私たちは会議の料金をかなり下げました。

会議用ウェブサイトには、次のようなものを含む過剰なくらいの新情報があります;オンライン登録、ウォレンセンター情報、会議スケジュールにプログラム、講演者の経歴、会議後のコース、旅行情報、旅行業者等々・・・誰にとっても何かがあります!

「ブレインジムグローバル・オブザーバー」創刊号で、全て書いてある記事を探してみてください。!

4月15日までの登録には早期割引があります。



◇今月のスポット:「2010年会議後のコース」
EDU-K UPDATE各号では、普段はカリキュラムからひとつコースを選んでスポットライトを当てています。しかしこれからの数号では、7月の年次会議後にある6つのコースを紹介しましょう。会議後のコースのスケジュールとオンライン登録は、「2010年会議用ウェブサイト」から照会できます。下部には、それぞれのコースの通常スケジュールへ飛べるリンクがあります。

「ダブル・ドゥードゥル・プレイ(Double Doodle Play):全脳に関わる視覚への窓(105DD)」
この初級コースでは、視覚による認識力と芸術的表現を探り機能アップするために、ブレインジムとビジョンジムから、ダブル・ドゥードゥルと他の動きを使うつもりです。参加者のみなさんは、体験と議論を通して、視覚の技術や手と目の協調、それに創造的な表現の間の関係を、より深く理解するでしょう。ご両親、先生たち、それにいろんな年齢の方たちの参加が可能です。全ての人が参加できます。

オレゴンから来た財団認定インストラクター、カーラ・ジャッジはこう話しています。「ダブル・ドゥードゥルに来る人にはいろんな理由があるんだということに私は気付きました。ほとんど全員が、両手を使った動きへの新たな理解を経験し、両方の脳半球、両目、両手が創造的な表現に従事しているときの楽しい自由を発見します。高齢者とダブル・ドゥードゥルのアクティビティを使うと、記憶力と満足度が上がります。「危険な」学生と共にダブル・ドゥードゥルのアクティビティの後は、クラスの様子は穏やかになり落ち着きます。ダブル・ドゥードゥル・プレイのコースは「芸術コース」ではなく、むしろ、私たちが自分の創造性にどうアクセスするか、各個人の自省を深める機会です。」

ダブル・ドゥードゥル・プレイの最新スケジュールについては、レベル1のコースリストをご参照ください。

「動きの再教育」(350MRE)
資格のあるインストラクターと共にするこの3日間のワークショップでは、EDU-Kのプロセスにおける構造の領域に特に焦点を当てます。この体験は筋肉の伸びの運動の技術を探り、吟味し、実地練習するものです。参加者は、感情や視覚や姿勢と、脳の統合との関係を学びます。姿勢やストラクチャーの変化が完了するのを助ける、最新の動きや促進法も含まれます。「インデプス」の受講生が参加可能です。

「動きの再教育」の創設者、ポール・デニソンはこう記しています。「構造の領域では、筋系と身体の空間的位置や体内からの刺激伝達への内的気づきとの関係に焦点を当てますが、「動きの再教育」は、構造の領域での強力で効果的なツールです。平衡とバランスは、筋肉・関節・腱の刺激伝達細胞と脳とのコミュニケーションによって体内で維持されています。「動きの再教育」は、最適な機能のために改善された身体の構造を保ち維持するよう身体に教えることによって、このコミュニケーションを再構築するものです。」

「動きの再教育」の最新スケジュールについては、レベル3のコースリストをご参照ください。



◇ Ask Dave コーナー
ホームページの掲示板に寄せられた質問にデイブが答える「Ask Dave」コーナーです。

質問:PACEっていったい何ですか?ブレインジムの26のアクティビティの一部分ですか?

デイブの回答:簡単に言えば、PACEとは、水を飲むのと、ブレイン・ボタンと、クロス・クロールと、フックアップという一連の動作です。私たちは、残りのプロセスの準備のため、これから行うあらゆるアクティビティの準備のために、すべてのブレインジムのバランス調整の最初のステップとしてPACEをしますし、どんなアクティビティにおいても、PACEに戻る必要があると感じたときにはいつもPACEをします。私が述べた後者二例のように、PACEのプロセスには、あなたが多くの教室で学んできたかもしれないブレインジムの他のエクササイズを含みます。

PACEはブレインジムの哲学の一部です。それは肯定的、活動的、明瞭、エネルギッシュさも表しています。私たちはブレインジム101や他のコースで、その人にとって最善のパフォーマンスのための最善の学びのペースにはいることについて話します。ブレインジムの26の基礎的なアクティビティは、巨大な氷山のほんの一角にすぎません。多くの人は基礎的なアクティビティのことを知っていたり聞いたことがあるでしょう。ブレインジム/教育キネシオロジーの仕事全体が如何に巨大かを理解している人はほとんどいません。動きと学び/成果などあらゆることとの関連について、更に多くのエクササイズやアクティビティ、プロセス、情報を提供しているクラスがたくさんあります。


◇ EDU-Kの秘訣   デボラ・スコット・スタッドベイカー
教育キネシオロジーの言語 第二部

「学びの身体的スキル」--何と好奇心をそそる句でしょう!ポールとゲイル・デニソンは序文17ページで、それを「学業上の技術と認知の技術それぞれの背後にある知覚運動のメカニズム」と定義します。私はこのメカニズムについてもっと知りたいです!幸いなことに、新しいブレインジム手引書には、動きと認知の間の関係について素晴らしい内容が載っています。この本の新たな利用法として、ここではその哲学のごく一部を扱いましょう。

ブレインジムの世界では、学びは単なる精神的構築ではなく、身体的活動に関連します。幼児は、彼の世界の人々や物に自分を適応させてくれる、内なる「動きの地図」を作成します。この地図は、遊びや模倣、三次元的な体験を通して、詳しくなっていきます。幼児はこの地図から、三つの主な動きの能力(安定化、移動、知覚運動の調整(本文2ページ))を体験できます。

このことと学びはどう結びついているでしょう?デニソン氏によると、安定化は平衡の安定化に関連します。それには引力に逆らってひとりで直立している感覚と同様に、対人関係の情緒上の要素もあります。非常に幼い子供は、安定化によって自分の周りにありものを意識するようになり、旺盛な好奇心に移ることができます。移動は注意につながっています。子どもは興味を引く何かの方向へ這っていくか、駆け出すか、歩くことでしょう。知覚運動の調整は、子供が物体を拾いあげてつぶさに調べようと二つの目や耳や手を使うときに作動します。「幼児やよちよち歩きの子供が、後に学力をサポートする適応システムと動きの技術を伸ばすことによって、既に脳を作り上げつつあることを、親たちはわかっていないかもしれません。」(本文3ページ)

そして「動きの地図」を完成させていない子供はどうでしょう?知的には素晴らしいのに、身体的または感情的な爆発をコントロールしたり身体を調整したりして、何とか授業についていこうと格闘している子供たちを私は知っています。もし幼児が発育上重要な段階を飛ばしているなら、ブレインジムの26のエクササイズを通して、安定化と移動、手と目の協調をもう一度つなぎ直す時間はまだあります。ご存じのように、学びは学校と子供にだけあてはまるものではありません。十代の人たちや大人、高齢者にとっても、これらの能力を再びかきたてるのに遅すぎることはありません!学びの身体的技術によって私たちは最高に充実した生活を送ることができるのです。


◇ 記念日おめでとう!
この4月は、私たちの事務所の所長、イブ・ミミンガにとって、ブレインジムインターナショナルの従業員として働き出してから10周年となります。イブは私たちのために全ての細々としたことをしてくれますが、とりわけ、誰かが事務所に入ってきたときに、明るい輝くような笑顔を毎日向けてくれます。イブ、私たちの組織への献身と貢献をありがとう。


◇ブレインジム物語
私たちは先日、アメリカ合衆国ニューヨークの財団認定インストラクター、マージュ・シトロンから、次のような心温まる手紙を受け取りました。

「去年の11月に私は、修士課程の作業療法プログラムのため、大きなニューヨーク市病院の重度入院患者のリハビリ部に、8日間のフィールドワーク実習に行きました。卒中の発作で右半身が著しく弱っている90歳の女性と共にワークする機会がありました。右手が利き手なので、名前のサインが出来ないのは大きな問題でした。

真面目なブレインジムのインストラクターとして私は、一箱のクレヨンを持たずして遠くに行くことはありません。私はダブル・ドゥードゥルを取り入れてみました。プレ・アクティビティとポスト・アクティビティとして私は彼女に右手で名前を書かせてみて、単純なダブル・ドゥードゥルの殴り書きを5分から10分やりました。最初の日、ダブル・ドゥードゥルの前では、彼女はたいへんな努力をしてページの左側いっぱいに名前を書きました。ダブル・ドゥードゥルのエクササイズで短い時間を費やした後、彼女はまだページの左側を使っていました・・・しかし、もっとずっと楽そうに草書体で名前をサインしました。彼女は驚き、そんな自分にすごく喜んでいました。私たちは書いたものを彼女が見えるように壁に貼りました。その日私は、彼女が娘さんに電話で誇らしげにこう述べているのを耳にしました。「今日は治療で画を描いたの。見えるように壁に貼ってあるのよ。」

次の3日間毎日、私たちはこの手順を繰り返しました。毎日、彼女の筆跡は目に見えて上達していきました。3回目のセッションでは、ダブル・ドゥードゥルの後には易々とページの真んまん中に草書体で名前をサインしました。そして彼女は楽しんでいました。実際、四日目には書いたもののちょっとしたギャラリーができました

私はこの種の状況でのダブル・ドゥードゥルを考えたことは本当に一度もありませんでした・・・この経験で、脳卒中後の機能回復のために両手画法の可能性についての関心が刺激されました。この可能性を探るチャンスがもっとできればいいと思っています。」


※記事の全容を英文でお読みになりたい方は下記へアクセスして下さい。
http://braingym.org/brochures/newsletter/March_2010.html
以 上


◆バックナンバー
  EDU-K UPDATE 2010年1月号
  EDU-K UPDATE 2009年11月号
  EDU-K UPDATE 2009年9月号
  EDU-K UPDATE 2009年7月号
  EDU-K UPDATE 2009年4・5月号
  EDU-K UPDATE 2009年2・3月号
  EDU-K UPDATE 2009年1月号
  EDU-K UPDATE 2008年12月号
  創設者ポール・デニソン博士のインタビュー記事
  EDU-K UPDATE 2008年11月号
  教育キネシオロジーの創始者ポール・デニソン博士のメッセージ
  EDU-K UPDATE 2008年8月号